はいどうもこんにちは。飛行場放浪記のホシでございます。今月も特集からしてアヤシい文字が並ぶ雑誌ラジオライフが発売になりました。
連載を担当しております「ヒコーキ写真塾」では、そんなアヤシいネタとはまったく関係なく、適正露出ってなんだっていうハナシをしております。そのほか、第3特集のエアーバンドQ&Aにもいくつか写真を提供しております。
よろしかったらごらんくださいませ。
さて、ヒコーキ写真塾のメインカットは、松山空港の近くにある垣生山から撮影したもの。どんな場所かは過去に弊ブログでも紹介しております。
今回も夕日と夕焼けの瀬戸内海をバックに離陸するヒコーキの写真を撮りたいと思っていたのですが…
なんとも微妙な結果で終わってしまいました。何度行っても思ったような写真は撮れず、何度でも行きたくなる場所です。山頂は桜が植えてあって、満開の頃は花見で賑わうんだそう。2020年の桜シーズンは堂々と花見をする雰囲気でもありませんが、ちょっとした弁当でも持って花見しつつヒコーキ眺めるってのもいいですね。
以前登ったときは空港の寿司店でテイクアウトして山頂でいただきましたが、このときも天気は散々でありました…。
さて、垣生山からヒコーキを海バックで撮ろうと思うと、着陸ならR/W14、離陸はR/W32がベスト。離着陸方向は風向きなどによって一定方向で行うのが基本ですが、トラフィックの少ない地方空港では、この矢印のように対向するような方向での離着陸が認められることが少なくありません。
そして、松山空港はこの矢印方向を使用する優先滑走路方式が設定されている数少ない空港のひとつ。その理由が市街地の近さで
総務省統計局の人口集中地区のデータ(平成27年)。滑走路が人口集中地区になっちゃってますので大まかな塗り分けだと思いますが、空港東側に市街地が広がっているのがわかります。そんな訳で、海側から着陸して海側に出て行くのが原則となっています。
もちろん例外があり、
a) 機長が航行の安全を考慮して、反対側滑走路に離着陸 することが必要であると判断した場合
b) 滑走路面の状況が適当でない場合
c) 突風を含め追風成分が 5knot を超える場合
d) 突風を含め横風成分が 15knot を超える場合
e) 秩序ある航空交通流が乱される恐れがある場合
着陸は風向と風速に問題なければ基本的にR/W14を使うことが多いようで、到着機とバッティングするときは離陸機もR/W14を使用する形になるみたい。先日松山空港に到着した時は強めの西風が吹いていたため、R/W32での着陸となりました。
R/W14方向から空港に近づいて、空港南側で南下。上の人口集中地区の地図で言うところの赤くなっていないあたりをぐるっと回ってR/W32に着陸。ヒコーキのA側の席に座っているとなかなか迫力ある景色が見られました。