北海道テレビ放送(HTB)が制作したドラマ「チャンネルはそのまま!」が2019年日本民間放送連盟賞番組部門テレビドラマ番組で最優秀を受賞しました。弱小ローカルテレビ局を舞台にしたマンガを元に、HTBの旧社屋をセットにしてドラマ化したもの。総監督は本広克行さん。監督にはHTBの社員でありながらマルチに活躍する藤村忠寿さんも名を連ねております。ヒコーキ好きとしてはHTBのヘリが登場するのもポイントです。
チャンネルはそのまま! 新装版 1-6巻 新品セット (クーポン「BOOKSET」入力で+3%ポイント)
- 作者: 佐々木倫子
- 出版社/メーカー: 小学館
- メディア: セット買い
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このドラマの第4話に、蝦夷屋デパートで開催された加賀百万石展という物産展が登場します。実際にさっぽろ東急百貨店で開催されていた物産展を使ってロケを行ったそうで、劇中に出てくる銘菓も実在するもの。なかでも板屋のこもかぶりというお菓子は物語で大事な役割を果たしております。
ドラマの中で登場する商品はつぎの5つ
・こもかぶり(板屋)
・柚子まんじゅう(中浦屋)
・栗蒸し羊羹(山中石川屋)
・甘エビ押寿司(金澤玉寿司)
・うぐいす(中田屋)
どれもうまそうで全部食べてみたいところですが、できれば手間をかけずに集めたいところ。空港のショップで全部集められないか、航空自衛隊小松基地航空祭の撮影に行ったついでに小松空港ターミナルビル内で検証してみます。
こもかぶり
会社のWEBサイトには空港での取り扱いがあると記載されていたので、ないってことはないだろうと空港ビル2階の売店に行って見たところ、独立した店舗ではなくさまざまな銘菓がショーケースに並べられているかたちでの販売。ちょっと探しましたがありました、こもかぶり。
箱入りだけではなくバラ売りもあります。
こんな感じのサイズ感。ゴルフボールぐらいですかね、ゴルフやらないから知らんけど。
金沢の冬の風物詩となっているこもかけを表現しているかたちなんだそうです。中の黒い部分は海苔だそう。複雑な形をしていますが、作っているところがまさに職人技。物産展では実演販売していて、ドラマの中でも一瞬ですが作っているシーンが出てきます。
作っている過程の動画を見ていただければわかるように、けっこうな大粒の蜜漬けの栗が入っていて、そのまわりにあんこ。イメージしていた比率とはちょっと違いましたが、生地とあんと栗のバランスが絶妙。あんが多いお菓子はちょっと胸焼け気味になっちゃうおっさんなのですが、最後まで美味しくいただけます。
柚子まんじゅう
こもかぶりのお会計のときに聞いてみたところ、柚子まんじゅうの取り扱いはない、とのこと。残念。
栗蒸し羊羹
ドラマの中で出てきたのは山中石川屋という菓子店の商品なのです、小松空港での取り扱いはなし。空港がある小松市に店を構える松葉屋という店の栗蒸し羊羹が置いてあったのでつい買ってきてしまいました。
どこを切っても栗が入るほどたくさんつまってます。普通の羊羹に比べるとういろうのようにモチモチとした感じ。竹皮に包んであるのも風情があっていいですね。
甘エビ押寿司
甘味ばかりのラインナップの中で唯一異色なのがコレ。商品名に「甘」は入ってますけど甘味じゃないですからね。この順番で食べるとそれはちょっとしんどい。
空港ビル内に富山のますの寿司や笹寿司を扱っている店はあるものの、甘エビ押寿司はなし。残念。ちなみに空港で扱っている笹寿司や柿の葉寿司を作っている「みやこや」は、甘エビ押し寿司を作っている金澤玉寿司のお土産部門の会社らしいという情報。せっかくだから買ってくれば良かったなあ。
うぐいす
「口の中が海の幸でいっぱいになったら今度は銘菓店きんつば中田屋の、うぐいすです」という台詞とともに紹介されるのがこちら。商品名だけだとなんだかわかりませんが、青エンドウ豆で作ったきんつば。小松空港でも取り扱いはあるものの行ったのは三連休明けの朝。品切れとなってしまっていたため買うことができず、無念の見送り。
………
結果、ドラマに出てきた銘菓のうち小松空港で買えたのは1つということに。劇中では主役の雪丸さんや小倉部長が食べることができなかったこもかぶりを食べられただけでもよかったかなと。小松空港でぜひ実演販売をやってほしいところです。