仙台の名物と言えばなにはなくとも牛たん。JR仙台駅には牛たん専門店が並ぶエリアがあり、となりにある寿司屋ストリートとともに新幹線利用者などに人気です。
仙台空港の3階のレストランエリアには4軒入っているのですが、どの店でも牛たんが提供されています。 三本コーヒーが運営するMMCオーガニックカフェでは牛たん店の中でも老舗の喜助の牛タン定食がいただけるようですし、ロイヤルコーヒーショップでは牛たんとローストビーフのハーフアンドハーフ丼が料理長のオススメだそうです。とはいえ、4軒とも牛たんの専門店ではありません。
実は、3階のレストランエリアとは離れた1階に、牛たん専門店があります。土産用の牛たん商品を展開する陣中が運営している「冠舌屋」。
陣中で飲食をやっているのはココと本社の2ヶ所だけ。コの字型のカウンター席のみで白を基調とした店内。BGMにジャズが流れているあたりは、よくある牛たん店とはちょっとちがう雰囲気。
牛タンと一口に言っても部位によって食感が変わってくるらしく、メニューのトップにある「牛たん塩定食」は、タン元、タン中、タンサガリの各部位が盛られており、違いを楽しめる一品。 上の写真ではちょっと区別が付きにくい盛り付けですが左からタンサガリ、タン中、タン元で、この順番で次第にやわらかくなります。タン元の適度な柔らかさも魅力ですが、タンサガリの強い歯ごたえもなかなかいいものです。
ちょっと殺風景な1階にひっそりとあるので気がつきにくいかも。空港に到着すると、鉄道と駐車場からだと直接2階に行く形になるので余計にそんな感じがします。到着口を出てすぐの場所にあるので、飛行機で仙台に着いてなにはなくともすぐに牛タンを食べたいというときには便利なお店かも。