2016年7月16日は、神奈川県横浜市でブルーインパルスの展示飛行が予定されています。予行は前日15日の17時からです。写真は羽田空港を離陸した航空機から撮影した横浜港と富士山。ここをブルーインパルスが飛ぶことになるんですねえ。タイミングや風向き、航空機の行き先が合えば、上空から飛んでいる姿を見られるのかもしれません。
ネットにこのような詳細な課目と飛行経路の図が公表されました。一部は削除されたりして見られなくなってしまったようです。どんな不都合があるのか分かりませんが、見に行ったり写真を撮る立場からすれば、こういった図を積極的に出してくれることで撮影位置の検討ができてありがたいところです。
ブルーインパルスは今までに何度か横浜で展示飛行を行っており、ほかにもブライトリングのアクロバット飛行チームも以前フライトを行いました。みなとみらいの高層ビル群は羽田空港からも視程がいい時は見ることができますし、大桟橋にいると米軍のヘリコプターが飛んでいるのをよく見かけます。横浜港周辺は空域的にどうなっているのか気になり、図に落としてみました。
今回、ブルーインパルスは航空自衛隊入間基地から離陸し、一度横浜港近くを通過して三浦半島上空まで飛んだあと、ふたたび横浜港に戻ってきて展示飛行を開始するというルートをとるんだそうです。
上の図で縦に伸びる赤い線は、羽田空港と横田飛行場の進入管制区の境界線(関係しそうなごく一部しか書いてません)。黄色い円は羽田空港と厚木飛行場のおおよその管制圏を表しています。羽田の特別管制区は今回はあまり関係なさそうなので書いてません。
展示飛行を行う横浜港はちょうど2つの飛行場の管制圏の間にあり、自由に飛ぶのが難しいエリアであることが改めて分かります。やたらと米軍ヘリが飛んでくるのは、厚木からそれほど距離が離れてないからなんですね。厚木という名前から、もうちょっと離れている印象を持ってしまってました。ブライトリングがフライトしたときも、一度厚木TWRにコンタクトしていたような記憶があります。
以前の横浜でのブルーインパルスの展示飛行では、横田のAPPだったかGCAの周波数を使っていたという話を聞いたことがあります。離着陸する航空自衛隊入間基地も、フライトを行うエリアも、横田の進入管制区内なので納得できる情報ですが、一方で公表された展示飛行の経路図を見ると羽田の進入管制区や管制圏に入り込んでいるようにも見えます。このへんは関係機関内ですりあわせが行われているんでしょうか。
この記事を執筆時点で、天気予報はくもりマーク。GPVを見ると金曜が近くで雨雲が発生していて、土曜の方が雲が薄そうな予測。福岡の本番の時のように、予報を覆す快晴を期待したいものですね。