飛行場放浪記

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福岡空港混雑解消への第一歩。回転翼機能移設事業に向けテストフライ実施へ

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 着陸回数では国内第3位、単純に滑走路の本数で割ってしまうと着陸密度(?)は国内第1位となる福岡空港都心部に近くアクセスがいいというのは裏返すと人口密集地に空港があるということ。さまざまな問題があり移転もままならず、とりあえず今の敷地のまま滑走路を1本増やす方向で進んでいます。

 滑走路を増設する一方、他空港に比べて突出している回転翼機(ヘリコプター)の離着陸数を問題視していて、空港外の別の場所へ移転させる方向で検討が進んでいます。固定翼機の離着陸が重なっている間、付近でホールドさせるのが騒音などの問題を起こしているということのようです。

 現在、福岡空港を拠点としている回転翼機は、航空自衛隊海上保安庁・福岡県警・福岡市消防局・西日本空輸・朝日航洋朝日新聞社読売新聞社・オールニッポンヘリコプター といったところでしょうか。このうち、航空自衛隊は今回の検討の範囲外、海上保安庁北九州空港への移転を表明しているそうで、これ以外の十数機の離着陸場を別に用意するそうです。

 その場所が雁ノ巣。1936年に開港した福岡第一飛行場があった場所で、20年ほど前まではハンガーが廃墟として残されていました。少し前までソフトバンクホークスの二軍が使用した球場があったり、Jリーグアビスパ福岡の練習場があったりするところです。

 福岡県警の交通機動隊が練習場として使用していた場所をそのままヘリポートとして使うということのようで、環境影響評価のため実機の飛行が2016年7月28日と10月(日時は未定)に行われることが国土交通省航空局から発表されました。



 Googleの地図で見ると、志賀島方面に向かう大きな道路と、隣接する福岡航空交通管制部、奈多海水淡水化センターへ通ずる道に囲まれていて、撮影環境としては悪くなさそう。南側に隣接する淡水化センターは地上2階建てで、さほど高さはないので制限表面の問題はそれほどなさそうですが、着陸帯をやや北側に設置したとすれば、和白志賀島を結ぶ県道59号線では迫力の離着陸が見られることになりそうな気がします。

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 雁ノ巣ヘリポート予定地と東京ヘリポートを同じ縮尺で並べてみましたが、さすがに日本一の規模を誇る東京ヘリポートほどの敷地の広さはないようです。二回り以上狭いという感じでしょうか。

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  こちらは、先日伊勢志摩サミットの際にアメリカのオバマ大統領が広島市に立ち寄る際に使用した広島ヘリポート(旧広島西飛行場)。比べてみると、ちょうど敷地面積的には同じぐらいのようです。所属する機関、会社も同じような感じなので、似たような雰囲気のヘリポートになりそうな気配がします。

 現状のままヘリポートが整備されれば撮影環境はよさそうな感じがしますが、海が近いこともあるので、津波対策などでかさ上げ工事を行われてしまうと、とたんに写真撮影的には魅力がないヘリポートになってしまいそうで、ちょっと心配です。