花巻空港で行われていた空の日イベント「スカイフェスタ2016」は、現ターミナルビルの反対側となるウエストエプロンとその周辺で開催されていました。
左下がJALとFDAが使用する現ターミナルビル。右上のウエストエプロンに元のターミナルビルがありました。それが上の写真。ビルを壊さずにそのまま残して、花巻交流会館という行政の施設として活用されています。高校生まで岩手に住んでいた私にとっての花巻空港ターミナルビルといえば、こちらなのです。
1階中央部、事務所があるエリアは確か土産物屋さんが入っていた部分。右手には姉妹都市からの記念品などが陳列されていますがここも土産物屋さんだったか、休憩スペースだったか。
保安検査場を通ったあとの待合室は観光情報コーナー。その奥、おそらく搭乗口の先のPBBに向かう廊下の部分は展望デッキのようになっていて、ガラス越しではありますが滑走路とウエストエプロンを一望できます。
旧ターミナルビルを通ると使用機事業者(東邦航空・北日本航空)と岩手県警航空隊が入る庁舎を回り込むように歩いてエプロンへと向かいます。この庁舎、おそらく初代のターミナルビルではないかと思います。ここの上にいちおう展望デッキがあって、子どもの頃にYS-11を見に来たような記憶があります。タワーとはいいがたいような高さのタワーがなんともレトロな感じです。現タワーは写真左側にチラリと写っているのですが、足場を組んで何かしらの工事中でした。
3代のターミナルビルがそのまま残っている空港というのも、国内ではなかなか珍しいのではないかと思います。
こちらは現ターミナルビル。コンパクトで使いやすいんだとは思いますが、重厚感とか立派さでいうと旧ターミナルビルのほうが上のようにも感じてしまいます。