
以前、ナテックのちょっと変わった形のエアバンド用アンテナ、HS3000Rについて紹介しました。
→ 一風変わったエアバンド用アンテナ、ナテックHS3000Rを買ってみた
このアンテナを作っているナテックで、ほぼ同じコンセプトと思われるアンテナをもう1本見つけてしまいました。それが上の写真のもの。HS3という型番です。
HS3000Rと同じように、アンテナの根っこからしっぽが生えておりますが、よく見ていくと細部に違いがあります。

HS3の本体は超弾性チタン合金、ラジアルはステンレスワイヤーでできているんだそうで、エレメントが細いもののしっかりと自立してくれます。ちょっとした刺激で左右にフラフラとしますけど。


HS3の大きな特徴は、周波数帯にあわせて長さを加工することができること。販売されている状態ではVHF帯エアバンドに合わせて作られているのですが、エレメントをカットすることで136~700MHzまでの任意の周波数の専用アンテナを作ることができるというのです。
添付の説明書には、UHFエアバンドの238MHzと299MHzの時のエレメントの長さが記載されており、これに従って切ればいいのですが、チタン合金を切らなければならないためカッターの刃が欠ける可能性があり、工具を使い捨てにすることも推奨されてます。
UHFエアバンド用のアンテナを作ってみるのもおもしろそうですが、切ったら後戻りできないのがネック。UHF帯では効果が出にくいとHS3000Rの商品説明のなかに記述されているのも、切ってしまう勇気が出ない要因の一つです。
次回、HS3のエレメントを無事切ることができたのか、それとも切るのをあきらめたのか、お楽しみに(笑)。