飛行場放浪記

飛行場が大好きなおっさんがなにか書いてます。たいてい何か食べたり吞んだりしてます。

スーパーGT第8戦ツインリンクもてぎでの航空自衛隊F-2デモフライト(の予行)

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はいどうもこんにちは。飛行場放浪記編集長のホシでございます。このところ航空祭を前にした予行で盛り上がっているところで、入間だの岐阜だのとTwitterのタイムラインは写真が上がってきているのをよく見るところですが、私はあえてこちらに。

 

栃木県は茂木町にあるツインリンクもてぎ。ここで開催されるスーパーGTの最終戦のレース前に航空自衛隊のF-2がデモフライトを披露する計画で、その予行が今日(2019年10月30日)に行われていたのです。

そもそも、2019年10月20日に開催されたオートバイの世界最高峰レースといわれるMotoGPで飛ぶ予定だったものの台風の影響で中止になり、この翌日にスーパーGTでのフライトがサーキット側から広報発表されたので、順延されたということなのでしょう。

本番は来られそうになかったので、予行の情報を聞きつけて気軽にもてぎ行きを決めてしまったのですが

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気軽に来られる距離という訳でもなかった…。渋滞やらなんやらで自宅から3時間、ようやく山の中のゲートに到着。

 

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平日でレースやってないとはいえ、入場料はかかります。駐車場代という名のクルマの入場料と人間の入場料。人間のほうはJAF会員なので100円引き。

 

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さっきの写真の南ゲートからグランドスタンドの方にクルマで行くと、途中道幅が異様に広くなる場所があります。いちおう、駐車場らしく線が引いてあるのですがここを滑走路として使用していた過去がありまして。

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見づらいですがちゃんと滑走路の方向を示す番号も残っております(ちなみに向きは18/36)。

その昔、アエロバティックス日本グランプリという曲技飛行の世界大会がこのサーキットで開催されていたことがあり、その時に使用されていたのがこの滑走路。写真の上の方に見える空き地がハンガーとして使われておりました。何度か取材にも伺ったことがあるのですが、まあいろいろありまして(笑)。

滑走路長は400mほどなので、ツインリンクもてぎを運営している会社の親会社が作ったホンダジェットが離着陸するのは無理みたい。

余計な話が長くなりそうなので、本題にもどります。

 

 

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こちらがグランドスタンドからの景色。サーキット名の由来となっている2つのコースのうちのひとつは手前のテントが並んでいるあたり。ここ以外はレース開催時は駐車場として使われいます。

なかなか来る機会もないのでチケット代が高そうなエリアに陣取ってみたら背後に人の気配。

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屋上に自衛隊員やらサーキットのスタッフやら。アンテナも設置されていたので、ここが地上から情報を伝達する拠点なのでしょう。あ、ラジオのほうは百里RDRのどこかをつかっていたようですよ。

 

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ノータムでは15時からとなっていましたが、15分ほど遅れてグランドスタンドからみて正面から2機がトレイルで進入。位置とか地形の確認だったみたいで、レフトターンしてホールディングポイントへ。

 

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はーらー

 

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右手から進入してサーキット上空を大きく一周、ゆっくり進入してきてからのアフターバーナーで大きく一周、サーキット上空でおおきな8の字の3回だったかな。基本、グランドスタンドに座って右手方向、方角で言うと南南東の方からやってきます。

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グランドスタンドからだとおなかがよく見える状態になることが多いものの、APS-Cに600mmでこのぐらいまでアップで撮れます。画像から分かるとおり、到着時点では晴れていたのに、フライトが始まったら曇り始めました。誰の行いが悪いのでしょう。

背中を撮るなら8の字を描いているときに、グランドスタンド以外のところから撮影するのがいいのかも。

いったんホールディングポイントへもどって、レースのスタートに合わせて上空航過の予行。2018年のときにはかなり低空でナイフエッジをやっていたので、それを期待していたのですが

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天気の関係かなんなのか、今日はロードコースの真上付近をちょっと高めで航過し、コントロールラインのあたりで旋回していくというパターンで飛行。

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最後に爆音を残して松島へと帰投。さて、本番はどんなフライトを見せてくれるんでしょう。