空港周辺で撮影するとなると、ほとんどがクルマ移動。カメラやらレンズやらはもちろん、脚立などの大型機材も余裕で搭載できて、待ち時間には涼んだりできるシェルターとしても使えるなど、クルマを使うメリットは大きいもの。
一方で、クルマを止められる場所=撮影場所になってしまうという制約ができてしまいます。周辺に止める場所がないと結局歩くことになり、また狭い場所への路上駐車は周辺住民や通行するみなさんへ迷惑をかけることになります。クルマは駐車場に止めて、撮影ポイントまでは自転車で移動すれば機動力が上がるのでは、と思ったわけです。
航空自衛隊基地の航空祭で、移動に折りたたみ自転車を使っている人を見て「いいなあ」と思いながら、どんな自転車を買えばいいのか、どういうふうなオペレーションをすればいいのか思い悩んでおりました。
そして買った自転車がトップ画像のこちら。
ブリヂストンのCYLVA F8F。通販でも買えますが、秋葉原のヨドバシでの受け取りとしました。以前、有楽町のビックカメラで自転車を購入したときは店員の応対がイマイチと感じたのですが、こちらはかなりしっかりと整備してから渡していただいて、応対もていねいでした。
選んだ理由のひとつは、そこそこ走れそうだということと軽そうという点。しかし、タイヤに空気を入れるバルブが一般的な英式ではなくスポーツタイプの自転車で用いられる仏式で、空気圧がロードバイク並みで「ちょっと空気圧が落ちるとすぐパンクしますよ」と店員さんに脅され、あわてて空気圧計がついた空気入れを買いました。
この自転車のワンランク下となるF6Fだと、変速の段数が減るもののバルブが英式でタイヤも一般的な太さっぽいので扱いやすかったのかなあと、ちょっとだけ後悔しました。まあでも、がんばって漕げばロードバイク並みとはいいませんが結構な早さで走れますし、そこそこ長距離走っても疲れません。小径車だからか不安定さはあって最初は怖かったのですが、慣れれば機材を背負ってもちゃんと漕げます。
トップの写真は松本空港で撮影したもの。空港をぐるっと回れるようにジョギングやサイクリングができる道路が整備された公園があるため、撮影ポイントには事欠かないのですが、便数が少ないので機動力を生かした下見で撮影場所を決めておきたいところ。駐車場から離れた場所にも魅力的なポイントがあり、効率よく回るにはやっぱり自転車があったほうがいいかなと思うのです。
という訳でこのネタ、しばらく続きます(笑)