飛行場放浪記

飛行場が大好きなおっさんがなにか書いてます。たいてい何か食べたり吞んだりしてます。

種子島空港の展望デッキはチビッコカメラマンに最適かも?

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 ロケット打ち上げとサーフィンのメッカとして有名な種子島の空の玄関口。島の中部にある種子島空港です。定期便は一日3往復しかなく、SAABとDHC-8-Q400しかやってきません。ロケット打ち上げ時は関係者とマニアが数少ない席の争奪戦を繰り広げるんだそうです。臨時便でも飛ばせばいいのに、なんて思ったりもするのですが。

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  と思っていたらFDAさんがチャーター便を飛ばしていました。東海方面からロケット打ち上げ見学ツアーの団体さんバスが走っているのを見たのですが、そちらのみなさんだったんでしょうか。まさかこんな南の島まで来てアルプちゃん松本市のマスコットキャラクター)を見るとは思いませんでした。ふだんプロペラぶんぶん回ってる飛行機しかこないからか、空港が見える高台に近所のおじいちゃんたちが軽トラで集まってきてました。

 こぢんまりとしたターミナルビルなので展望デッキなんてないだろうと思ったら、ちゃんとありました。

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  ロビーからいったん外に出て、交番みたいなところの横。ここって入っていいの?っていうような場所に階段があります。空港を訪問した人のブログの中には「展望デッキがない」という記述も見られましたが、この位置じゃあないと思われてもしかたないのかもしれません。

 あえて上に登らなくても、写真右側のフェンスのところからでもエプロンを見ることができます。遊歩道が整備されていて、ベンチもあるので立入禁止ではないんだと思います。

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  最初にここを見つけた時は、飛行機が出発した直後。ドアがしまっているだけかと思ったら、ちゃんとカギもかかってました。

 ああ、閉鎖しちゃったのね思いドアに近づいてみたら「到着5分前から出発後まで開放します」と書いてあります。飛行機が到着する前になったら、ちゃんとターミナルビルの職員さんがやってきてカギを開けて、展望デッキが開放されました。

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  さほど広くはありませんが、地方空港としては十分なもの。ターミナルビル中央部のでっぱりがあるため滑走路南東側が影になっていります。RWY31で降りてくる機体は、着陸するまでほとんど見えないのではないでしょうか(実際見てないので不明)。

 フェンスには穴ではなくスリットが入っているため、カメラを横に振ることができるのはヒコーキ撮影に配慮されている、と思いきや

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  スリットの位置、低っ!

 2段階になっていますが、どちらも小学生ぐらいの子がちょうどよさそうな高さ。 大人だと、中腰でも立ちヒザでも微妙な高さになり、スリットをつかうのはちょっと難しい感じです。飛行機を撮りたい子どもには最適です(笑)。スリットの高さはヒコーキ撮影でよくつかう望遠ズームレンズを入れるののはちょうどいいサイズなんですが、どちらかというと子どもがヒコーキに手を振るためのスリットなのかもしれません。