鹿児島空港搭乗待合室のレストランで飲む焼酎お湯割りが妙に本格的

　鹿児島空港のターミナルビルには、ほかの空港同様に何軒かのレストランが入っています。軒並み黒豚推しで、たいていの店で黒豚とんかつは食べられます。

　ここで紹介したいのが、保安検査場（通称Xレイ）を通過した後の搭乗待合室にあるレストラン「スカイテラス」。うどんやそば、カレーといった軽食やドリンクが中心の、どこにでもある喫茶スペースのように感じられますが、場所がすごいんです。

　どーん

　ターミナルビルからエプロン側に飛び出してるんです。窓側のほとんどのスペースがカウンター席になっていて、先の方なら霧島連山をバックに離着陸する航空機がみられますし、写真に写っている側なら７番スポットが目の前。 早めにXレイを通ってここでのんびりごはん食べながらヒコーキを眺めるとか、幸せな時間を過ごせるわけです。

　先日、鹿児島空港を利用したときはすでに夜だったのでトラフィックも少なくなり、７番スポットもカラ。夜景と言えるほどの明かりもなく、眺望は期待できません。まあいいかと思ってレジに並んでいると、私の前のお客さんが頼んでいたものに目を奪われました。 

　それが焼酎のお湯割り。鹿児島の飲食店なら当たり前のように出てくるメニューですが、ここスカイテラスではこんな感じで出てくるのです。

 　90mlのちいさなボトルと、お湯がはいったサーモスのポット、そしてお湯割り専用（焼酎とお湯の割合が分かる線が入ってる）のコップというセットで提供されます。これで確か340円（うろ覚え）。銘柄は６種類ぐらいから選べ（またもやうろ覚え）、今回はさつま白波にしてみました。

　焼酎のお湯割りを頼むと「なんか薄いよなー」って思うことが多々ありますが、これなら自分好みの濃さで飲むことができます。ちなみにこのコップで5:5の割合でつくると、90mlの焼酎でちょうど２杯分。飛行機に乗る前なら、これでも十分いい気分に させてもらえます。340円ならもう一本呑んでもいいかなと思いましたが、最終便の出発が間近に迫っていたので、やめておきました。