米子空港は、愛称を「米子鬼太郎空港」というだけあって、空港の中は妖怪だらけです。
バゲージが流れるベルトコンベアの上にはスーツケースから飛び出す目玉のおやじがやってきて
鬼太郎の家と思われるものまで。そしてぬりかべの顔出しは果たしてそこで合っているのかと疑問に思うところですが相手は妖怪ですからしかたありません。おうちの前にあるベンチの背もたれも妖怪の一種なんでしょうか。ああおそろしい。
という茶番はともかく。
ここにも目玉のおやじか、と思ったらカレー屋さんの看板でした。以前米子空港に来たときはちょっとオシャレでカジュアル目なイタリアンの店だったように記憶しているのですが、お店が変わってました。
見るからにカレー屋さん。カレー好きなので吸い寄せられるように入ります。イタリアンの店のときはおっさんがはいったら迷惑なんじゃないかと、ちょっと敬遠気味でしたが。
で、優勝だの殿堂入りだのと期待を高めるコピーが並んだカレーがこちら
14mmでどーん(ほんとうはEXIF情報によれば16.5mm)。
日乃屋カレーは東京を中心に展開しているカレーのチェーン店だそう(あとで知りました)。これと、鳥取でコーヒー店を展開するLA BARのコラボ店舗なんだそうで、米子空港店限定メニューの大山鶏南蛮タルタルカレーを発注。
カレーは確かに最初甘みを感じるもののあとからけっこうガツンと辛みの来るなかなかおいしいものでしたが、なにより上に乗っかってるチキン南蛮がうまい。鶏もうまいんだけどタルタルソースがもうなんというか。鶏にも合うのはもちろん、カレーソースとちょっと混ぜて食べるとまた味変が楽しめて絶品でございました。
味変といえば、なんの説明もなく置かれたこの天かすガーリックもちょっとカレーに振りかけて食べるとまたコクが出ていい感じに。これいろんな料理に使えそう。
米子空港限定メニューにはもうひとつ、鳥取県産白ネギと牛すじ煮込みカレーという、これまた私好みなものが2つも入ったものだったので、ぜひ機会を見つけて食べにいけたらと思ってます。
カウンターに座ると滑走路とエプロンの一部が見渡せます。カレーを待っている間に中日本航空の355が降りてきて、カレーのあとのコーヒーをいただいていたら、折り返しに乗る飛行機が降りてくるのが見えました。さて、東京に帰るとしますかね。