羽田空港のなかでも客室から飛行機が見られるホテルといえば、第二ターミナルビルの羽田エクセルホテル東急ですが、お高い上に滑走路ビューのお部屋はさらに高いのでおいそれとは泊まれません。国際線ターミナルビルのロイヤルパークホテルもやはりそれなりのお値段で飛行機が見えると書かれているお部屋はさらにお高い。第一ターミナルビルのファーストキャビンは高級カプセルホテルみたいな感じなのでどこにいっても眺望なし。
羽田空港に乗り入れている京浜急行系の「京急EXイン羽田」が2017年10月25日にオープンしました。部屋から空港が見渡せるとホームページにどかんと書いてるからには、行ってみないといけません。金額的にはこの界隈では決して安い方ではないのですが、平均よりちょい上という印象でしょうか。プランによってはファーストキャビン並みの金額で泊まれるものもありました。
場所は天空橋の駅から歩いて数分の海老取川沿い。京急天空橋駅を降りると
やっぱりここにも羽田空港が見渡せることをアピールする案内看板が。酔っ払ってても大丈夫(撮影時酔っ払ってました)。
深夜に到着したので外観は翌朝のもので。手前を走っているのは、ホテルが運行しているシャトルバス。3つのターミナルビルまでタダで乗せていってくれます。
泊まったのはおそらくスタンダードセミダブルAというタイプの部屋。15.4型のノートパソコンを広げてもあまりあるデスクと適度な硬さの椅子。Wi-Fiも比較的安定していた印象で、有線LANポートとケーブルも備えられてます。テレビはこの写真の右側壁に取り付けられていて、デスクに座りながらだと鏡越しに見る形。
テレビの画面でコインランドリーの稼働状況が確認できたり
空港行きシャトルバスの時刻表も見られます。けっこうきめ細かく運行されているようです。さすが京急グループ。
で、肝心の窓からの眺望ですが
が…
が……
が………
こんな感じでした。
割り当てられた部屋が環八通り側の3階だったということもあり、電線越しにNエリアの一部と900番台スポットがみえました。B滑走路も見えていたはずなのですが、チェックインした時間帯は使われておらず、朝も北風運用だったので着陸する航空機は見られませんでした。国際線ターミナルビルのスポットもなんとか見えるかなという感じ。もうちょっと上層階なら、見渡してる雰囲気が出たのかもしれません。
次回はぜひ眺めのいい部屋を確保したいところですが、どのタイプの部屋からどんな風に空港が見えるのかが、予約サイトなどからでは分かりにくいのがネックです。
国交省が計画している新しい運用方法だと、南風の15〜19時の時間帯でB滑走路R/W22の離陸が行われるようになるようで、もしこのままの運用が実現すればこのホテルからはけっこういい眺めが見られるんじゃないかと、今からちょっと期待しています。