博多うどんが来てます。以前からタモリさんが博多うどんを推す発言をよくされてますし、博多うどんに関する記事も最近よく目にするようになりました。博多はラーメンよりうどんと言う人もいますし。博多うどんに関してはこんな興味深い本も発刊されてます。
有名なうどんと言えばやっぱり讃岐でしょうか。うどんを語る上でコシ云々がひとつのベンチマークとなっているようですが、博多のうどんはコシとは無縁なところが魅力。伊勢うどんもコシのなさが有名で共通のアイデンティティを感じるのですが、スタイルがあまりにも違います。
先のエントリでも書きましたが、大改装中の福岡空港で博多ラーメン店が一つもない異常事態(今秋にはラーメン店を集結させた「ラーメン滑走路」がオープン予定です)となっている訳ですが、博多のうどんの名店がすでに2軒も入ってます。そのひとつがこちらの「因幡うどん」。100人食べても大丈夫。
博多華丸に聞く福岡うどん愛「僕の一番はやっぱりあそこたい!」 - Yahoo!ライフマガジン
— 飛行場放浪記 (@tomo_camera) 2017年9月20日
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こちらの記事でインタビューされている博多華丸さんもイチオシ。記事の中ではいつも注文するメニューとしてごぼう天うどん、ネギ多め、かしわおにぎりと言われてますが、
それよりかしわおにぎり(※)よ! 因幡の渡辺通店に行くでしょ? するとなぜか僕が行ったときだけかしわおにぎりが売切れとるんよ! こないだも『おばちゃん、かしわおにぎりないと?』って聞くと『ごめん~』って」(※かしわおにぎり=鶏ごぼうご飯のにぎり)
福岡の別のうどん店でも、たまにヘンな時間に行くとかしわおにぎりが品切れになっていることがあります。それだけ、博多うどんとかしわおにぎりは欠かせない組合せなのです。
なんだかえらくオシャレな雰囲気のフードコート。このなかにあの因幡うどんが? という感じですが、あるんです。写真右上ぐらいのところに。
博多うどんのごぼう天にはいくつかスタイルがあるように思いますが、因幡うどんはトップの写真のような丸い天ぷら。さきほどの記事で華丸さんが「盆過ぎた海水浴場」と形容するように、あっという間にバラバラになり揚げ玉状態になりますが、それをすすりながらかしわおにぎりを食べるのがいいんです。誤解を恐れずに言えば、うどんの麺は添え物でダシを飲むのがメインといってもいいかもしれません。もちろん、おいしいダシであるからこそ、そういういただき方ができるのですが。
もう一軒、空港内には「やりうどん」という、こちらも福岡市民になじみのあるうどん店が入ってます。こちらもいずれは伺いたいところです。