飛行場放浪記

飛行場が大好きなおっさんがなにか書いてます。たいてい何か食べたり吞んだりしてます。

鹿児島県の郷土料理、奄美鶏飯が食べ放題

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 今回は、別に正直者にしか見えない食べ物という訳ではありません。そんなことだと、なにより私が全く見えません。人間、正直に生きるのは難しいものですね。

 鹿児島空港の出発ロビー左手にある「大空食堂」。ここに大きな提灯がさがっていて「鶏飯バイキング」とあります。鶏飯とは鹿児島県奄美地方の郷土料理。「とりめし」ではなく「けいはん」と発音します。ごはんの上に具を載せて、鶏だしのスープをかけていただくもので、出汁茶漬けのようなもの。鶏飯のバイキングなので、 食べ放題なのです。

 席に座って発注すると、上の写真のように、空の器が2つ出てきます。一つは鶏飯、もう一つは千切りキャベツのサラダの器です。

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  載せるのは、千切りのたくあん、甘く煮てある味付け椎茸、錦糸玉子、ゴマ、海苔で、薬味としてワサビと紅ショウガが用意されています。かごしまブランド推進本部のサイトによれば、本来はたくあんではなくパパイヤの味噌漬けが載るんだそうです。なんとも南国っぽい感じですね。

 ごはんをよそって、これらの具をどかどかっと載せて、スープをかけます。この店ではスープの中に鶏ささみが泳いでいて、それを探し出してお玉ですくう感じ。そんなにたくさんは入ってないので、鶏肉たっぷりにはできません。

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 …………盛り付けのセンスがなくて申し訳ない。なんとかがんばってささみを探し出して載せるのを優先してしまいましたが、ささみよりもなによりも、鶏スープが絶品。椎茸の甘めの味付けがかなり強く、スープの味と喧嘩しちゃってる感じになるので、椎茸は控えめでもいいかなという感じ。むしろ、椎茸はただごはんに載せて食べるぐらいでもいいぐらい、これはこれで美味しく味付けられてます。

 食べ放題で580円と、空港メシとしてはリーズナブル。鹿児島の芋焼酎や一品料理もあるので、吞みつつ鶏飯バイキングをいただくのもいいかも。あと、提灯に書かれているもうひとつの「薩摩豚汁定食」もすごく気になります。

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