飛行場放浪記

飛行場が大好きなおっさんがなにか書いてます。たいてい何か食べたり吞んだりしてます。

AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDでヒコーキ撮ってみた

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 バスケットボールの撮影で使ったらおもしろいかな思って、このレンズを買ったのですが、



 発売前から各方面での高評価を裏切らない写り。AFが遅いという評価もありましたが、ピント位置を大外ししなければ動きの激しいプレイヤーにもそこそこ追従してくれます。普通のレンズだと70点ぐらいの写真を量産してくれますが、このレンズだと0点か100点かどっちかという感じ。

 このレンズでヒコーキを撮ったらどうなんだろう。という訳でちょこちょこっと撮影してみました。

 
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 ヒコーキを撮ってきたと書いたそばから、ヒコーキだかUFOだか分からないような写真ですが、羽田空港第2ターミナルビルの展望デッキ。ピントの位置は「Terminal 2」のカンバンです。F1.4だとこんなにボケてくれます。楽しくて仕方ありません。

 
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  遠景になれば、F1.4といえどもバカみたいにボケはしません。絞り開放から、フレームの中心だけじゃなく周辺までものすごくシャープ。開放F値が明るいレンズであることをあまり意識せずに使える感じがします。元のデータで見ると、他のレンズより立体感があるように見えます。

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 コスモスが咲いていたのですが、もう枯れかけだったのでガンガンにぼかしてみました。タクシーウェイからランウェイに出てくる機体の機首部分でピントを合わせようとすると手前のフェンスに持って行かれたりするので、尾翼にAFを食いつかせておきました。マニュアルでピントを合わせるのもけっこうたいへんです。


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 流し撮りで航空灯火を線として描写する撮り方もありますが、明るいレンズをつかえば見た目に近い形に写すことができるのがいいですね。タキシングにあわせてカメラを振っているので、背景の灯火はボケに加えてややブレがあるので、少し光が太ってます。このレンズを使っていると、夜の撮影が楽しくなりますね。

 今まで開放F値がF1.4のレンズといえば、望遠側では85mmまででしたが、105mmが出たことで、条件は限られますがヒコーキ撮影にも使いやすくなってきたように感じます。望遠よりのズームに慣れてしまっていると、105mmの画角に慣れるのがちょっとたいへんですが、この画角でどんな写真が撮れるのか、頭をひねるのもまた楽しいものです。