その後、東日本大震災が発生。ブルーインパルスのベースである航空自衛隊松島基地も津波で大きな被害を受けました。芦屋基地に展開していたことで機体は残ったのですがベースに戻ることはできず、芦屋基地を仮のベースとして使用、2013年に松島基地への帰還を果たしました。
予行だけで終わってしまった2011年から5年、ふたたびブルーインパルスが福岡市の上空を飛びます(ルートはかなり異なりますが)。あの日のフライトの印象が強烈に残っていることもあり、ぜひ見に行きたいところでしたが、諸般の事情で見に行けないのが辛いところです。
FROM 16/06/25 03:27 TO 16/06/26 04:45D)25 0327/0345 26 0427/0445E)AIR DISPLAY BY BLUE IMPULSE:1.FLT AREA : WI A RADIUS OF 8NM OF 333543N1302143E(AROUND FUKUOKA-YAFUOKU-DOME,FUKUOKA-SHI)2.USING ACFT : T4 X 63.FLT TIME : APRX 7MIN/EACH DAY4.WX COND : VMC ONLYF)SFC G)7000FT AMSL
公表されているノータム。これまでにさまざななところから発表されていることから新たに判明したことはありません。福岡地本が一時公表していたPDFには、比較的詳しい飛行ルートが書かれていました。
志賀島と能古島の間を通るようにヤフオク!ドーム上空をデルタローパスで通過、中央区から博多区、南区あたりをぐるっと回ってスワンローパスで再び上空へ、その後能古島付近から戻ってサクラをやって終わり、という順番の模様。
こういったイベントごとで展示飛行する場合、スモークを長めに出す傾向があるので、福岡市中心部のいろいろな場所で楽しめそうです。
この図では分かりにくいのですが、ショーセンターであるヤフオク!ドームはギリギリ福岡空港の管制圏内となるようです。管制圏の上限は3000ft、ローパスを行う高さが分かりませんが、高いところを飛んだなあと思った国立競技場上空が2000ftほど、姫路城上空が1500ftぐらい(うろ覚え)だったので、3000ftという高度をとることはないのかなと思います。
管制圏に入るとなると、普通は福岡のTWRにコンタクトすることになります。2011年に飛んだ時は、芦屋の離陸から236.8を使用し、帰りも切り替えることなくこの周波数を使っていました。今回もそのパターンでいくのか、それとも各地でよく使うTCAでいくのか、気になるところ。姫路城はエリア外にもかかわらず関西TCAを使用しました。
もっと気になるのは天気。このエントリを書いてる時点で、日曜の本番は曇りのようですが、予行の土曜は雨予報。無事のフライトを祈るばかりです。