アメリカで創業したファストフード、A&W。以前は首都圏などにも店舗があったり、三沢や横田の米軍基地内のフードコートにもあった(基地開放の時に利用できたらしい)ものの、現在はすべて撤退。現在は沖縄県内でしか食べられません。那覇空港内にも店舗があります。
ここの名物はルートビア。店内に掲示されていたポスターによれば、ルートとは植物の根っこのこと。1919年、アメリカで禁酒法が施行されたときに、ビールに変わるノンアルコール飲料として根っこを調合して開発されたものだそう。A&Wのものは14種類のハーブを調合して作られていて、その風味はまるで湿布。これがイートインなら飲み放題だと言われても…。と思ったのは最初の3口ぐらいで、そのあとは湿布臭さには慣れないものの嫌な感じではなく、クセが心地よくなってきました。
店内のPOPには「これを飲まずに沖縄は語れない」と書かれていますので、沖縄を語りたい方はぜひ飲んでいただきたいところです。
那覇空港のA&Wは国内線ターミナルビル3Fにあり、窓はエプロンに面しているのでヒコーキを眺めながらのんびりできる、と言いたいところですが、窓際席は4人がけしかないので一人だとちょっと気が引けます。時間帯によってはかなり混雑しますが、 回転はいい気がします。
イートインのとき、ルートビアはグラスで提供されるのが一般的なんだそうです。実際、Webに上がってる写真には空港店でもグラスで楽しんでらっしゃる姿が見られますが、私が行くと店内で食べると言ってもなぜかいつも紙コップ。おかわりをするとコップが若干ふやけた感じになる(コップは再利用されてる模様)のが気がかりです。
上の写真のネジネジしているイモはカーリーフライ。味付けが独特でルートビアによく合う感じ。こちらもオススメです。