東日本大震災から5年がたちました。被災地では長期間停電が続いたためテレビから情報を得ることができず、ラジオが役に立ったといいます。普段はラジオを聴かない、radikoで聴いているという人も、災害時の情報収集手段としてラジオを一つ持っておこうと思った人も多かったようです。
節目の日の3月11日、ヨドバシカメラから注文していたラジオが届きましたよ。朝日電器のER-C57WRという製品です。
朝日電器といえば、以前にもこのブログでネタにしておりました。
こんなふうにぶら下げて売られているんでしょうか。手ごろな価格のラジオはたいていそんな感じで店頭に並んでいるような気がします。AMラジオ、FMラジオにくわえて、短波放送も聴けるのでワールドラジオと名付けられていますが、これをあえて買った理由はそんなところにあるのではありません。
写真を見ておわかりの通り、エアバンド(VHF帯のみ)の受信に対応しているのです。中国製のラジオの中には、エアバンドの受信に対応したものはいくつかありましたが、電波が出ていないときに雑音を出力させないスケルチが付いているというのがこのラジオに注目した理由の一つ。
航空ファンがよく使っている広帯域受信機の一番安いヤツでも20000円前後。シャレで買うには躊躇する値段ですが、このラジオなら5000円ちょっとなので、試しに買ってみてもいいかなと思える値段ではないかと。
正面から見たときのサイズは、はがきよりも一回り小さい感じ。ラジオらしい風貌で、ロッドアンテナは短波・FMラジオ・エアバンドの受信に使用します。アンテナに汚れが目立ったのはやはり中華クオリティといったところでしょうか。ハンドストラップが付属していますが、容易に取り外しができないような構造になっています。
右側面はチューニングダイヤルとボリューム。ダイヤルは1ステップごとにクリックのあるタイプ。
左側面はヘッドホン端子と電源端子。端子はありますがACアダプターなどは付属していません。朝日電器の製品で汎用のACアダプターがあるので、それが使えるんだとは思いますが、まだ試していません。単3形乾電池2本でも作動しますので空港などに持って行くことも可能です。
短波の受信に対応したラジオによくある外部アンテナ端子はありません。
背面の銘板部分はスタンドになっていて、卓上で使用する場合にやや起き上がらせた状態で使用することができます。
次回はこのラジオの機能面について紹介をしたいと思います。