ヘリコプターの撮影で気を遣うのは、ローターをどのぐらいぶん回すか。ローターの動きをブレで表現するためには、シャッタースピードの設定が大事です。
手ブレが怖くてシャッタースピードを上げるとローターが止まるため、地上にいるのとさして変わりない写真になってしまいますが、動きを見せようとシャッタースピードを落としていくと、今度は手ブレやら被写体ブレやらが発生してシャープな写真にならなくなります。ああ難しい。
シャッタースピードを1/1000秒にしたのが上の写真。先端部分は多少のブレがあるものの。おおむねローターは止まってみえてます。回転翼機の写真としてはちょっとさみしいブレぐあいです。
シャッタースピードを一段落として1/500秒。ブレの量は増えてます。ローターブレード先端部分の回っている感は高くなりましたが、全体的にはあまり変化なし。もうちょっと回したいですね。
さらに一段おとして1/250秒。かなり回ってる感が高くなってきていい感じです。
もう一段おとして1/125秒。個人的にはこのぐらいのブレ具合が好きです。
角度が変わったのでちょっと比較しにくくなってしまいましたが、1/60秒。ここまで回すとブレ具合としてはいい感じなのですが、ローターブレードや背景の色、角度によってはローターが背景に溶けてしまって見えなくなってしまうこともあります。
ブレ具合はヘリコプターの機種によっても変わってきて、大型ヘリや2枚ローター機だと、シャッタースピードを落としてもブレの効果が得られにくいのですが、小型のヘリだと比較的ブレ効果が得られやすいのです。一番上のOH-6は1/125秒で撮影しているのですが、UH-60JAのものと比べてもより多く回っているように見えます(撮影した角度などが違うので一概にそうとは言えないのですが)。
1/125秒や1/60秒で超望遠レンズを操るには手ブレ補正は必需品です。最近のレンズならほとんどが手ブレ補正が搭載されてますし、ボディ側で補正するものもありますから、この点は心配ないでしょう。最初のうちはホバリングしている時などにシャッタースピードを落としてみながら、低速シャッターでの撮影に慣れていくのがいいと思います。
手ブレが怖くてシャッタースピードを上げるとローターが止まるため、地上にいるのとさして変わりない写真になってしまいますが、動きを見せようとシャッタースピードを落としていくと、今度は手ブレやら被写体ブレやらが発生してシャープな写真にならなくなります。ああ難しい。
ブレ具合はヘリコプターの機種によっても変わってきて、大型ヘリや2枚ローター機だと、シャッタースピードを落としてもブレの効果が得られにくいのですが、小型のヘリだと比較的ブレ効果が得られやすいのです。一番上のOH-6は1/125秒で撮影しているのですが、UH-60JAのものと比べてもより多く回っているように見えます(撮影した角度などが違うので一概にそうとは言えないのですが)。
1/125秒や1/60秒で超望遠レンズを操るには手ブレ補正は必需品です。最近のレンズならほとんどが手ブレ補正が搭載されてますし、ボディ側で補正するものもありますから、この点は心配ないでしょう。最初のうちはホバリングしている時などにシャッタースピードを落としてみながら、低速シャッターでの撮影に慣れていくのがいいと思います。