はいどうもこんばんは。飛行場放浪記編集長のホシでございます。
2018年の夏に福岡空港の展望デッキに行ったときに記事をこさえて以来、たまに見に行ったもののさほど動きがなかったのであえて記事化してなかった福岡空港展望デッキの進捗状況ですが、久しぶりに行ったらずいぶんな変貌を遂げておりました。
地下鉄の改札からの導線を動画にしてみました。改札からのエスカレーターからの景色はものすごくかっちょよくなってますが、最後のバックヤードに入っていく感のある階段は以前と変わらず。エレベーターがないのでハンディキャップのある方のアクセスは難しそう。
ごく狭いエリアのみ開放されているのはそれほど変わっていないのですが、以前ガラスや金網になっていたフェンスがなくなり、全国の空港で続々と採用されているワイヤーフェンスに変わっておりました。
下半分に仮設のフェンスがあるのが工事進行中という感じがバリバリいたします。仮設フェンスとワイヤーフェンスの間の距離が、どういう訳か短いところと長いところがありまして、ワイヤーとカメラのレンズとの距離が長くなってしまう場所もあります。
望遠側で撮っている分にはなんとかすき間を縫ってクリアできたとしても…
広角側にすると(使ったレンズはシグマの60-600mm)がっつりワイヤーが写り込んじゃうようなところもありました。
そもそも、どうも他の空港にくらべるとワイヤーの間隔が狭いような気がするんですよね。こういうときのためにメジャーを持ち歩くべきだなと思いながら、ついつい忘れてしまうのですが
シグマの60-600mmのフードを外した状態でのさきっぽ(フィルター径はおどろきの105mm)をあててみるとこんな感じ。ここまで狭いのはあまり記憶にないんですが、どうでしょう。
ちなみに、展望デッキは完成するとこんな風になるそうで
いま立ち入ることができるのは左奥のほう。中央のステキな雰囲気になっているエリアはまだ柵が立っていて入ることができません。が、今回我々は潜入に成功しました。
念のため言っておきますが潜入したのはウソです。カメラを高くかかげて柵越しに撮影しただけです。
ほとんど完成しているように見えますが、床に何かしら貼ったりといった工事がまだの模様。出入り口があるように見えるのが先ほどのイメージ図でいう中心部分にあたるはず。
中央エリアは現展望デッキからも一部見えてます。こちらの進捗も柵越しに見たエリアとそんなに変わらなさそう。「日本一飛行機を近くに感じられる」を売りにしているセントレアの展望デッキの比ではない誘導路や滑走路までの近さで、むしろ写真を撮るには近すぎるんではないかと思えるほど。完成が楽しみです。
ところで、なんで公開されている展望デッキのワイヤーフェンス手前に仮設フェンスがあったのかと気になってよく見たら
まだ下の部分のフェンスが設置されていないため。ワイヤーフェンスがついているところもあるのですが、スポットに面したところはなにもなし。仮設フェンスがないと侵入できちゃうのでこんな措置になっているようです。
ここにワイヤーフェンスを通す工事をするのかはちょっと分かりませんが、少なくとも支柱の構造がワイヤーフェンスがすでにあるところとは違うので、侵入防止柵が別の形で設置されるのではという気もします。
伊丹空港の展望デッキのようにワイヤーフェンスでありながら近づけないように手前に手すりがあるような、あんな形にはしてほしくはないところですが…。
いま入ることができる展望デッキは北西向き。R/W16運用のときは着陸する航空機がよく見えるのですがこの日はR/W34運用だったので展望デッキではタキシングするヒコーキぐらいしか撮るものがないため、お好きな方々の姿もほとんどなく、それでもなんとなく夕方までウロウロしてダウンウインドを飛んでいるヒコーキと夕日がうまいこと重ならないものかとチャレンジしたのですが
微妙な結果に。ラーメン食べて帰りました。
翌朝、予約していたヒコーキがオープンスポット(いわゆる沖止め)だったのでバスラウンジに行ったのですがここがまた景色がステキ。
エプロンと同じ高さで、しかもガラス張りなので誘導路を通っていくヒコーキが間近に見えます。これを撮ったのがosmo pocketで26mm相当の画角、で通過しているのがボーイング737でもこのサイズで撮れるんです。ここをA350が通ったらどうなるのでしょう。
こんなふうに、ガラス張りになっている方向にカウンターと椅子が用意されています。航空会社のラウンジのようなサービスはないですが眺めはおそらくそれ以上。場所的にはさきほどの写真で中央エリアの展望デッキになる場所のものがありましたが、その1階になります。
到着してから搭乗までの10分ほどしかいられなかったのですが、ここは一日中いても飽きそうにない場所。福岡空港からの出発のときにはまた立ち寄ってみたいところです。
カウンター席に座ってしまうとガラスとの距離が空いてしまうため、ガラスの反射を防ぐのは難しいのが欠点といえば欠点。上の写真は70mmのレンズで撮影したものです。
バスラウンジからオープンスポットまでも朝早い時間ということもあってかさまざまなヒコーキがみられて楽しい道のりでした。
※撮影機器の不調により無音の映像です