セントレアがある人工島内にはいくつかホテルがありますが、ターミナルビルに一番近いのが中部国際空港セントレアホテル。ターミナルビルと道路を挟んだ向かい側にあります。
|
低層階だとエプロンやランウェイはターミナルビルの影になってしまうのですが、宿泊プランの中に高層階空港側確約の「エアポートビュープラン」があり、部屋でくつろぎながらヒコーキ見物ができます。何度かこのプランを使っては、帰りたくないとかここに住みたいとか言っていたのですが、今回は2018年10月にオープンした増築部分に泊まってみました。
ちなみに、上の写真の左側が従来からあるセントラルサイド、少し離れて奥の方にあるのが今回泊まった増築部分のパシフィックサイドです。
フロントを通って増築部分に行く途中が、空港のラウンジかIT系企業のワークスペースみたいなところがあり、自由に使えるみたい。飲み物のサービスもあったような気が。まあおしゃれ。
ここも快適そうですがヒコーキは見えないのでエレベーターに乗ってさっそくお部屋へ。
どーん
これじゃ肝心の景色が分からないのでカーテン開けて部屋を暗くしたら
どーん
角度を変えてどーん
窓から見える景色はというと
右側にはターミナルビルとやや影に隠れて国際線側のスポットが
左側にはオープンスポットが広がります。この写真でいちばん左側あたりに、ボーイング787の部品を運ぶドリームリフターが駐機します。建物越し(左はCIQ庁舎、右は免税店などが入る建物)でやや距離はありますが、絶景であります。
窓に向かっておかれている机の広さは仕事をするには十分すぎる広さ。パソコンを広げて仕事をしながら、視線を上げるとそこにヒコーキがいるというしあわせすぎる環境です。もちろん仕事は進みません。
デスクの上にはAC100Vのコンセントが2口と有線LAN、充電用のUSBコネクタ(5V2A)。
無線LANのスピードはこんな感じでしたが有線LAN接続だと
この速さ。我が社の10倍ぐらい速いです。アップロードが速いのは、映像の素材送りをしなければならないときには助かります。
テレビには空港ターミナルビル館内でよく見かける時刻案内のチャンネルも。国内線と国際線の出発・到着が一定時間で切り替わるようになっています。この画面の大きさなら4面マルチで表示してくれるといつでも確認できてよさそうです。
洗面とバスとトイレはセパレート。セントラルサイドはバスに窓があって、風呂に入りながら離着陸が見られるようで湯気で曇って外が見えないという仕様でしたが、こちらはごく一般的。バスの設備は地元に本社があるLIXILでしたがトイレ設備はTOTOでした。両社の激しい受注争いとかあるのでしょうか。どうでもいいことが気になります。
ヒコーキを見始めると時間を忘れて晩ご飯を食いっぱぐれてしまうため、ターミナルビルのまるは食堂で人気のえびふらいが付いたまるは定食を。この店のラストオーダーは20時と早めですが、ほかの店もほとんどが21時ぐらいまでにラストオーダーとなります。いちばん遅くまで食事できるのは到着ロビーの西安刀削麺とアクセスプラザ(ホテルフロントの前)のプロントで22時30分ラストオーダー。
中にある2軒のコンビニ(ローソンとファミリーマート)は24時間営業なので、新千歳空港のエアターミナルホテルみたいに完全に食いっぱぐれるということはないのですが。
滑走路ビュー確約プランはチェックアウト時刻が12時まで延長されています。午前中のトラフィックが多いセントレアなのでゆっくりと見ることができます。朝食を食べにしたのレストランに降りる時間ももったいないのでもちろん素泊まりプランです。
朝食にコンビニ弁当も味気ないので、今回はこちらのお弁当。
2019年4月にターミナルビル内にオープンした、弁当に特化した惣菜専門店「デリカキッチン」で大きなとろ鯖照焼弁当を夕食後に調達してからホテルに戻ってました。ほんとうに鯖がデカくて脂がのってます。テイクアウトできる飲食店は空港でも珍しくありませんが、お弁当屋専門店が入っているのは他ではあまり見ないですね。
あ、弁当の消費期限は前日で切れてますが、よくいう自己責任でってやつです。
ではここからはヒコーキの写真を。
建物のすき間から見える国際線スポットを望遠で寄って撮るとこんな感じ。国際色豊かですねー。
プッシュバックされたJALのボーイング787。さっぱり余裕のないフレーミングですが、その理由はというと
ちょっと引いて撮るとCIQ庁舎が写り込むから。残業中(?)の職員さんとともに。
雨の夜はエプロンにいろんな光が反射してハデになるからいいですね。ホテルの部屋からだと雨に濡れる心配もなし。ガラス越しですけど。
ここからは翌朝
昨夜の雨模様から一転、朝からいい天気でした。対岸の三重県側もくっきり。
この日はR/W36でしたので、北向きの離着陸。ホテルの前あたりでいい感じに浮き上がってくれます。セントレアできれいな海バックの離陸が撮れるとは思いませんでした。
展望デッキとの絡みもいい感じになりますが、さすがに気温が上がるとターミナルビルの屋根の熱でこの向きはかなり揺らぎが出ます。また、ホテルの窓に対してレンズが斜めになる方向だとかなり解像力い影響を及ぼすタイプのもののよう。撮影にとってはけっこう厳しいです。
午前中の離陸ラッシュも一段落して、12時のチェックアウトを前に撤収をしているところにドリームリフターが着陸。
ここから搬入作業をじっくり見てみたかったところですが、スポットインしたところで時間切れ終了でした。